<法人合併>
平素から皆様方には、法人運営に一方ならぬ御協力と御支援を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、平成28年8月1日をもちまして、社会福祉法人若宮福祉会は、社会福祉法人天水福祉事業会と合併いたしましたので、御報告申し上げます。
社会福祉法人若宮福祉会は、昭和53年、知的障害者福祉施設天水生命学園を経営する為に設立されました。時代の変遷と地域のニーズから、平成23年4月高齢者福祉施設 ケアビレッジたがの里・小規模多機能ホームきらめきも経営する運びとなりました。
一方、社会福祉法人天水福祉事業会は、昭和28年より開設されている小天保育園を中心に、数々の児童福祉関連の施設を経営している歴史ある法人です。
その歴史ある法人に、平成26年4月、社会福祉法人若宮福祉会が経営する知的障害者部門の事業を譲渡し、徐々に国の進める法人事業の大規模化を進めていたところでしたが、平成27年4月から介護報酬が減額になったこと、さらには、今後、多岐にわたる高齢者福祉ニーズへの対応や新たに医療・介護・福祉関係機関による包括的ケア体制の構築が求められている事などの理由から、次なる合併を推進し、事業経営の安定化を図ることは、事業の行く末にとって大切なことと考えました。
このような状況の中、保育園を中心とする児童福祉部門と障害者支援施設を中心とする障がい者福祉部門とを安定的かつ効率的に経営する天水福祉事業会と若宮福祉会、それぞれの理事会・評議員会において昨年6月協議した結果、合併は高齢者福祉部門の運営効率化、法人全体の基盤強化に繋がるものとの結論を得、またこのことは、この天水地域の福祉の増進に寄与することから、両法人は合併することになりました。
<法人概況>
社会福祉法人 天水福祉事業会(以下、本法人)は、玉名市の南端天水町に位置し、東に三ノ岳、西に有明海、周りはみかん畑に囲まれた素晴らしい自然環境に恵まれています。
本法人では、マスタープランに掲げる「ゆりかごから天国まで」を合言葉に天水町福祉の里作りを目指し、児童福祉施設(小天保育園、小天東保育園、若宮児童館)、障がい者福祉施設(天水生命学園、第二天水学園、ワークセンターみすみ)、高齢者福祉施設(ケアビレッジたがの里、小規模多機能ホームきらめき、ニコニコハウス)を一体的に運営し総合的な人格形成に寄与致します。
また、指導の大本として法人敷地内に若宮天子宮を造営していることから、日々神様の御教えを教育の大本とし、戦後忘れられようとしている神を敬い、国を愛し、先祖を尊ぶという、日本の心の醸成に努力いたします。
先の大戦後、日本は国の再起をかけた経済的政策に全力を傾け、世界有数の経済大国となりました。しかしながら、戦後の順調な右肩上がりの経済成長も頭打ちし、バブル経済がはじけ、経済状況が悪化の道をたどりはじめました。時を同じくして、戦後日本のひずみが表面化し、教育や道徳観の多様化・家族制度の崩壊等により、少子高齢化の状況が顕著になり、社会福祉・社会保障・医療などあらゆる場面において見直しを余儀なくされています。このような時代の変遷と制度の移り変わりに柔軟に対応し、多様化するニーズに応えるために、施設福祉と在宅福祉のあらゆる場面に対応出来るよう、より強固な施設づくりが求められております。
本法人では、職員一丸となり、時には地域の方々とそして利用者の皆さまと協力しあいながら日々地域福祉の向上のため努力いたします。利用者の皆さまには、本法人を利用していただくなかで、その事を肌で感じていただき、「ゆりかごから天国まで」を合言葉に天水町福祉の里を作り上げていきたいと願っております。
社会福祉法人 天水福祉事業会 理事長 國友 龍
<ケアビレッジたがの里・小規模多機能ホームきらめきの特色>
本法人は、幼児・児童や障がいを有する方を相手に携わってきた長い歴史の中で、時代の変遷とともに高齢化問題が深刻となってきました。当初は都市部だけの問題でありましたが、その波は地方にも押し寄せ、我が玉名市においても独居高齢者の増加や、介護疲れによる家庭のストレス増加などが大きな問題となっています。更に、昨今の厳しい経済情勢が大きな原因となり「地方では安定した職がない」「地方では暮らしにくい」等の理由から、都市部への人口流出が続き、玉名市の中でも特に農村部においては、過疎化の一途を辿っており、このことも我が玉名市における高齢化諸問題に拍車をかけているものと思われます。
このような状況に鑑み、本法人では、高齢化問題の一助となるべく、平成8年に「天水町福祉の里づくり構想」を立ち上げ、児童福祉、障がい者福祉、そして高齢者福祉の充実に目を向けてきました。特に、平成17年には「通所介護事業所ニコニコハウス」を開設、更に、平成18年には「訪問介護・介護予防訪問介護事業所ヘルパーステーション友(ふれんど)」を開設し、地域の中で暮らす高齢者の方々に支援を行ってきました。平成23年には「地域密着型特別養護老人ホーム ケアビレッジたがの里」・「小規模多機能ホーム きらめき」を開設し、元気な高齢者から介護度の高い高齢者まで一体的になった支援が出来るようになりました。結果として、 元気な明るい顔で安心して暮らす高齢者が我が玉名市に溢れ、市全体までもが明るく元気になり、高齢化問題を始め、過疎化問題、地域定着問題、就職支援問題等が少しでも解決されることを目指しています。
<介護方針>
介護方針
介護する人や場所が変わると混乱しやすい高齢者、特に認知症高齢者の入居生活を、自宅のように安心して過ごせる家庭的な雰囲気、柔軟なサービス、顔の見えるケアにより、地域社会から切り離さずに支えていきたいとの理念のもと、『高齢者の気持ちに向き合い、寄り添う』ケア、『高齢者が望む暮らしができるよう、支援内容を調整する』ケア、『介護の必要な高齢者の方々でも、「生活者」としての視点から支えていく』ケアを行っていきます。そして、必要なときに必要なサービスを提供できる、いわゆる緊急時を支えきれるという利点と介護が必要になっても住み慣れた町で家族や親しい友人とともに暮らしていただくため、「24時間365日、切れ目なく暮らしを支える」柔軟な生活支援を行っていくとともに、他者と集い、交流し、気持ちがわくわくするような活動も積極的に取り組んでいくことを基本理念として掲げてまいります。
クラブ活動(書道クラブ・カラオケクラブ・映画鑑賞クラブなど)
入居者様が長い人生で得られてきた経験を発揮し、施設における生活の中で、生きがいを感じて頂けるような活動を行っております。普段のユニットという枠を超えて、各ユニットの入居者様のふれあいの場にもなっており、皆様には楽しく参加をいただいております。
趣味活動(買い物、ドライブ、散歩など)
入居者一人ひとりのADL、生活歴、余暇歴等を把握し、ご本人様の意向に沿った活動を行うようにしております。また、定期的に同敷地内の小天保育園、小天東保育園等との交流を行っており、子どもたちとのふれあいの中でお互いが笑顔になれるような交流を行っております。
●小天東保育園
●若宮児童館
●高齢者デイサービス(ニコニコハウス)
●子育て支援事業
●学童クラブ
〒861-5401
熊本県玉名市天水町小天6638
TEL 0968-82-2618
FAX 0968-82-3688
<NPO法人>
サポートセンター河内
●就労移行支援事業所
●自立訓練(生活訓練)事業所
●グループホーム
●ケアホーム
〒861-5347
熊本県熊本市河内町船津字居屋敷2285番地
FAX 0968-82-3688
<障がい者就労支援施設>
ワークセンターみすみ
<日中支援>
●就労移行支援 6名
●自立訓練(生活訓練) 14名
<居住支援>
●共同生活援助(グループホーム)
●共同生活介護(ケアホーム)
<観光農園事業>
●三角おれんじファーム
〒869-3205
熊本県宇城市三角町波多3118
TEL 0964-53-0851
FAX 0964-53-0845
サポートセンターTDSC
●玉名市地域活動支援センター
●障がい者相談支援センターたまな
●ヘルパーステーション友(ふれんど)
〒861-5401
熊本県玉名市天水町小天6641-4
TEL 0968-82-3233
FAX 0968-82-3336
<知的障がい者支援施設>
天水生命学園
●入所・通所部
●短期入所・日中一時
●グループホーム・ケアホーム
●相談支援
●通所授産
●地域活動支援センター
〒861-5401
熊本県玉名市天水町小天6640
TEL 0968-82-3335
FAX 0968-82-3336
<知的障がい者 通所授産施設>
第二天水学園
●通所定員 20名
●グループホーム
●居酒屋 呑んきや
〒861-5401
熊本県玉名市天水町小天6645-1
TEL 0968-82-5051
FAX 0968-82-5052